堤 俊作 TSUTSUMI Shunsaku 音楽監督 (指揮者)
1970年、桐朋学園大学を首席で卒業。指揮を斎藤秀雄に師事。72年東京交響楽団でデビュー、73年から77年まで正指揮者を務める。74年ルパート指揮者コンクール第3位。78年ジュネーブ国際音楽コンクール指揮部門で最高位。75年東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を創立し、92年まで17年間にわたって常任指揮者を務めた。88年から92年までは札幌交響楽団専属指揮者も兼務。
国際的にも幅広く活動しており、ロンドン交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団に客演。91年3月にはズービン・メータの代役としてベネズエラ国立シモンボリーバル交響楽団に客演、4月には同交響楽団を率いて日本公演を行い、東京、名古屋、大阪、神戸の4都市で大成功を収めた。我が国におけるバレエ音楽の第一人者として、牧阿佐美バレヱ団73年アバディーン青年音楽祭公演、松山バレエ団88年エディンバラ音楽祭公演、91年ニューヨーク、ワシントンDC公演、92年北京、上海公演、また、ボリス・エイフマン率いる「レニングラードバレエシアター」(92、94、96年)、ルドルフ・ヌレエフ、ノエラ・ポントワ、エバ・エフドキモワ、イヴリン・ハートをはじめ多くの世界のトップダンサーたちの舞台を指揮、彼等から絶大なる信頼を得ている。
93年ロイヤルチェンバーオーケストラを設立し、これを母体に97年、デビュー25周年の年にロイヤルメトロポリタン管弦楽団を組織する。94年のバレンシア管弦楽団(スペイン)への客演以来休止していたヨーロッパでの活動を05年再開。4月に実施した、ロイヤルチェンバーオーケストラ・ヨーロッパ演奏旅行(アイルランド・ベルギー・ルクセンブルグ・イタリア 4カ国・6都市)を皮切りに、5月ルクセンブルグ室内オーケストラ、7月イタリアのラヴェッロ音楽祭で、ペルゴレージのオペラ「奥様女中」他、9月ローマ・マンツォーニ劇場の05〜06年シーズン開幕のヴェルディ「椿姫」を指揮し、ローマのイル・テンポ紙上にて絶賛された。11月サンレモ交響楽団で指揮、06年シーズンから定期的に客演することになった。1月、ミラノで行われた、モーツァルト生誕250年記念行事で、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」を、モーツァルトの誕生日である1月27日初日公演で指揮する栄誉を得、さらに今夏、ラヴェッロ音楽祭「カルメン」に再度招聘される。
ロイヤルチェンバーオーケストラ、及びロイヤルメトロポリタン管弦楽団音楽監督、梓室内管弦楽団音楽監督、静岡交響楽団音楽監督、NPO法人静岡交響楽協会副理事長、桐朋学園大学講師、岐阜国際芸術祭芸術監督、牧阿佐美バレヱ団音楽監督、井上バレエ団音楽監督。東京シティ・フィル桂冠指揮者。響きの森文京公会堂(文京シビックホール)運営委員会会長。
岩崎 淑 IWASAKI Shuku 審査員長 (ピアニスト)
倉敷市出身。桐朋学園、ジュリアード音楽院、キジアーナ音楽院で、井口秋子、井口基成、J.ラタイナ、ベネデッティ・ミケランジェリ、S.ロレンツィ、I.フロインドリッヒの各氏に師事。
1967年ミュンヘン国際音楽コンクール・チェロ・ピアノ二重奏部門で第3位。68年ブダペスト、70年チャイコフスキー国際音楽コンクールで伴奏者特別賞を受賞。20年間に亘り、毎夏、シエナのキジアーナ音楽院でリッカルド・ブレンゴラ教授と共にチェンバーミュージックのクラスを担当する。76年より「岩崎 淑ミュージック・イン・スタイル」を主宰。97年より「沖縄国際音楽祭」にて実弟である岩崎 洸氏と企画・開催。89年、「岩崎 淑ミュージック・イン・スタイル」の成果に芸術祭賞、99年1月にはノルウェー王国功労勲章叙勲を受ける。また、2005年には、福武文化賞受賞。
現在、国内外ともに精力的な演奏活動を行う中、カントゥ及び、ヴァルセシア・ムジカ国際音楽コンクールの審査員、オランダ・ミュージック・セッションズ、フランスのクールシュヴェルの伴奏科で教鞭をとる。岩崎 淑の音色豊かなピアノタッチにファンは絶えず、長年、世界で評価された「伴奏法」「室内楽」を多くの若い演奏家達に指導・育成している。
1999年4月、桐朋学園大学院大学教授に就任。くらしき作陽大学客員教授。倉敷市文化振興財団アドバイザー。
近著に「アンサンブルのよろこび」(春秋社)がある。
神谷 郁代 KAMIYA Ikuyo 審査員 (ピアニスト)
井口愛子氏に師事。18歳で毎日音楽コンクール第1位受賞。エッセン音楽院に留学し、クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼ氏らに師事。
1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューに際しては、辛口批評で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力と明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。
NHK交響楽団、サンクトペテルブルグ交響楽団、パイヤール室内管弦楽団など国内外のオーケストラとの共演も多く、日本フィルハーモニー創立30年記念欧州公演ではソリストとして同行。近年では、ケニア、南アフリカ、ウクライナ、メキシコなど活動範囲を広げている。
2005年4月、EU・JAPAN交流年記念ベルギー、ルクセンブルグ公演。
1988年、「モーツァルト、ピアノ協奏曲の夕べ」により芸術祭賞を受賞。
レコーディングも多数行っており、なかでも「情熱ソナタ」はアメリカ国内で2万枚以上のセールスを記録した。
現在、京都市立芸術大学教授。
2006年2月24日(金) プレイベント[ 国際ピアノコンクールの楽しみ方 ]
植松 おさみ UEMATSU Osami コーディネーター (司会&ナレーション)
高校・大学時代より放送研究会に所属。日本大学リズム・ソサエティーオーケストラの専属司会として、定期演奏会(東京・サンケイホール)の司会を始め、地方の演奏旅行に参加。4年間に約150ステージを数える。
1970年西日本放送(株)に入社し、アナウンサーとして活躍。特に讃岐弁を使ってのインタビューには定評があり、故三波伸介氏(てんぷくトリオ)をして「あんなにインタビューの上手いアナウンサーは見た事がない」と言わしめる。
高松市民マンドリンクラブ、福岡マンドリンクラブ、高松交響楽団などと多数共演。
鈴木楽器・琴城流大正琴 東京NHKホール、大阪・国際会議場大ホール、名古屋・名鉄ホール、浜松・アクトシティ浜松大ホール、岡山・シンフォニーホールなどで15年間司会を担当。
植松起代子(妻/ピアニスト)とピアノとナレーションによるジョイントリサイタル(丸亀市民会館)を開催。今もライフワークとしている。現在にいたるまで約2,000余りステージの司会を経験。
香川県情報発信アドバイザー「さぬき香川おいでまいアドバイザー」。