この規定は、第3回高松国際ピアノコンクール開催要項に基づき開催されるコンクールの各審査段階の演奏、審査手続き等に関し必要な事項を定めるものとする。
第1条 審査方法
- 予備審査
第1次審査に出場する40名を選出するために行われる。
予備審査は開催要項に定める審査員団によって行う。
- 予選(第1次審査、第2次審査、第3次審査)
① 予選の審査は、各出場者に対して各審査段階の通過の可否を決定するために行われる。
予選の審査は開催要項に定める審査員会によって行われる。
審査に先立ち、審査員会を開催し、審査方法について確認をおこなう。
審査段階の通過者は、第1次審査20名、第2次審査10名、第3次審査5名とする。
② 配点は25点までの0.5点単位の点数制により評価する。
最低ラインは14点とし、合格ラインは20点以上とする。
③ 順位の計算方法は、最低点、最高点をカットし、審査員の点数を合計し、平均点を算出し順位を決める。ただし、最高点または最低点が2名以上の場合は1名をカットし算出する。
④ 事務局は速やかに音楽委員長もしくは音楽委員長が指名した運営委員立会いのもとに出場者の得点の平均点を算出し、審査員会に提出する。
⑤ 審査員会は、得点の平均点の高い順に各段階の通過者を決定する。
合格ラインの出場者が複数の場合は審議する。
- 本選
本選は、第1位から第5位を決定するために行われる。
本選の審査は審査員会によって行われる。
審査員は1位から5位まで順位をつける。同位の場合は審議する。
第2条 ピアノ選択と出演順
- 出演順は出場者説明会において抽選により決定する。
- 第1次審査の出演順は、音楽委員長によりアルファベットの抽選を行い、同一ピアノ使用者の姓の順番を決定する。
(第2項の結果は、次の第3項が決定するまで公表しない。)
- 出場者はピアノ選択を行い、使用ピアノを決定する。
- 第1次審査結果発表後一時間以内に、第2次審査以降に使用するピアノを変更することを認める。第2次審査から本選までピアノの変更は認めない。
※ ピアノメーカーの演奏順は、事前に行われるピアノメーカー説明会で抽選により決定し、ピアノ選択後公表する。
第3条 審査原則
- 審査員は、各審査段階の全出場者の演奏について審査を行い、常に公平な評価をしなければならない。
- 審査員が演奏の一部について審査を欠席したときは、欠席した演奏の属する審査段階について当該審査員が行った評価は、無効とする。
- 審査員とコンクール出場者は、コンクール開催期間中は、接触してはならない。
ただし、出場者が審査を通過できなかった以降の期間については、この限りでない。
第4条 審査結果の開示
本選における各審査員による評価は、一般に公表される。
(2013年10月14日)
▲ページトップへ
Photos : Chief Photographer
"Photographic Artist BANAZO"
Assistant Photographer "相澤 壮一郎"
⇒TIPCバナーのリンク時のお願い