TIPCについて

顧問/浜田 恵造 [香川県知事]

   「第3回高松国際ピアノコンクール」が、3月12日から23日までの12日間、瀬戸の都「サンポート高松」において開催されますことを、心からお慶び申し上げます。

   開催にご尽力されました高松国際ピアノコンクール組織委員会をはじめ、県内の企業や文化芸術団体、そしてご支援いただいた多くの方々のご熱意とご努力に、深く敬意を表します。

   4年に1度開催される本コンクールは、若い音楽家の登竜門として世界的に注目されており、ピアノを愛する多くの若者に夢と希望をもたらしています。
3回目を迎える今回は、世界20の国と地域から239名の応募がありました。
その中から厳しい審査を経て選ばれた40名の方々による素晴らしい演奏は、人々を魅了し、感動の輪が大きく広がっていくものと期待しています。

   香川県では、県民一人ひとりが心の豊かさとうるおいを実感できる活力ある郷土の実現を目指し、文化芸術の振興による「夢と希望あふれる香川づくり」を積極的に進めています。

   とりわけ、音楽の分野では、これまで、多くの優れた音楽家を輩出するなど、全国的に高いレベルを誇っています。このコンクールの開催は、本県に新たな文化のうねりをもたらすとともに、文化芸術の拠点としての魅力を、世界中の皆様に知っていただけるよい機会になるものと考えています。

   また、今年、瀬戸内海国立公園が指定されて80周年の節目を迎えることから、コンクールの課題曲を「瀬戸内海」としています。世界各地からお越しいただいたピアニスト、審査員の方々をはじめご来場の皆様には、演奏を通じて、「世界の宝石」と称される瀬戸内海の素晴らしさを感じていただくとともに、新鮮な魚や本場の讃岐うどんなどのおいしい食、特別名勝の栗林公園や源平の古戦場屋島、国内外から高い評価を得ている特色あるアートなど、本県の魅力をご堪能いただきたいと存じます。

   高松国際ピアノコンクールのご成功とますますのご発展、並びにご来場の皆様のご健勝、ご多幸をお祈りいたします。

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