第5回TIPCについて

顧問 池田豊人(香川県知事)

顧問 池田豊人

 「第5回高松国際ピアノコンクール」が、2月12日から24日までの13日間、盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。

 現下の社会情勢の中で、安全な開催にご尽力された高松国際ピアノコンクール組織委員会をはじめ、県内外の企業や文化芸術団体、そしてご支援をいただいた多くの方々のご熱意とご努力に、深く敬意を表します。

 ピアノを愛する世界の若者に夢と希望をもたらし、香川の音楽文化に新たなうねりをもたらすこのコンクールは、国際音楽コンクール世界連盟に加盟する若いピアニストの登竜門として世界的に注目されています。

 今回も、26の国と地域の245名の中から厳しい審査を経て選ばれた10の国と地域の50名の出場者の方々が、レベルの高い演奏を披露され、ご来場の皆様を魅了するとともに、大きな感動の輪を広げてくれることを期待しています。

 このようなコンクールが本県で開催されますことは、大変意義深いことであり、この貴重な機会を生かして、「アート県かがわ」の魅力を国内外に発信し、交流人口の拡大と地域の活性化につなげてまいりたいと考えていますので、皆様方には、一層のお力添えをいただきますようお願いいたします。

 世界各地からお越しいただいたピアニスト、審査員の方々をはじめ、ご来県の皆様には、せっかくの機会ですので、本場の讃岐うどんや新鮮な海の幸、おいしい果物をご賞味いただくとともに、「世界の宝石」とも称される瀬戸内海をはじめとする豊かな自然や歴史、文化、アートなど、香川・高松の魅力をご堪能いただきたいと思います。

 高松国際ピアノコンクールのご成功と今後ますますのご発展、並びにご来場の皆様のご健勝、ご多幸をお祈りいたします。