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2013年09月17日第3回TIPCプレイベント 神谷 郁代リサイタル演奏曲解説(第2回)

第3回高松国際ピアノコンクール プレイベント「神谷 郁代 ピアノリサイタル」において、神谷 郁代氏がどのような曲を演奏されるのか、解説をご紹介します。


2013年9月19日(火) 神谷 郁代 ピアノリサイタル
 ショパン:ノクターン op.9-1 op.15-2
ショパンは生涯を通じて21曲のノクターンを書きましたが、今日はその中から比較的初期の作品二つを演奏します。ノクターンとは日本語で「夜想曲」と訳されます。夜のメランコリックな気分と情熱の高まりを、ショパンは美しいメロディーと自由な展開で表現しました。短い中にショパンの魅力が凝縮された作品です。

ショパン:舟歌 Op.60

ショパンの晩年の作品で、体調が優れず、有名なジョルジュ・サンドとの恋愛も破局を迎えようとしている中で書かれました。「舟歌」とは元々ヴェネチアのゴンドラの船頭歌に由来するものですが、この作品はそれを忘れさせるスケールと緻密な構成を持っています。ショパンの心の中に渦巻く悲しみ、寂しさ、情熱、そして強い意志の力が充実した音楽を作り出しています。ショパンの最高傑作の一つと言える作品です。


前回ご紹介した楽曲と合わせて、本リサイタルでは5つの楽曲をお届けします。ぜひ、この機会にご来場ください。

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